ドキドキ・ワクワクの手動装置車初出勤

昨年4月にモノレール駅近くの職場に障がい者枠での採用が決まりましたが、雨や強風時の通勤困難でやむを得ず断念し、とても悔しい思いをしました。自分の計画が不十分だった事に反省をし、段階を踏まえもう一度再出発するつもりで、送迎ありの障がい者就労支援A型事業所である障がい者ITサポートおきなわへ通い始めました。 事業所スタッフのほぼ半数は車で通勤をしていて、凄く頼もしく思え、私も手動装置付き車両で通勤がしたいと強く思いました。私は保護受給者なので、手動装置車で通勤する為には色んなハードルありましたが、所長のアドバイスや保護課との交渉を重ねた結果、条件付きではありますが、手動装置車通勤の許可がおり、タイミング良く条件に合う車両を取得することが出来ました! 普通免許は高校時代に取得していましたが、自動車を運転するのは10年ぶりで、手動装置付きの車の運転は初めてでした。手だけで操作をしなければいけない点が普通車とはまったく違い、恐怖感がありました。仕事終わりに広い駐車場内での練習から始めました。路上での練習では対向車にビクビク、後ろの車にビクビクと、今まで使ってなかった体中の神経が同時に張り詰めた気持ちで余裕などとてもありませんでした。それだけではなく、車へ車いすを乗せ降ろしをする作業も難しく、今でも苦手です。しかし、日々練習する中で素早く乗せ降しが出来るコツが少しずつ掴めてきました。 なんとか運転にも自信がつき、6月1日から念願の手動装置車通勤ができました。通勤道路の混み具合や通勤時間なども前もって把握しながらの出勤初日です。ウキウキ感や緊張感や目標達成した事がとっても嬉しかった初車出勤でした。諦めていた車の運転ができたことは私自身の一つのステップアップにもなり、自分の力で移動が出来る喜びや、これから先の自信にも繋がりました。視野を広げ、マナーを守り安全運転を心がけていきたいと思います。
ドキドキ・ワクワクの手動装置車初出勤