あたらしもの好きなので、2022年7月からスタートする「ちゅらパーキング利用証制度」 に申請して利用証をゲットしてみました。
はじまったばかりの制度で「ちゅらパーキング利用証制度」という言葉をご存じない方も大勢いらっしゃると思います。チラシの説明を引用すると『公共施設や商業施設、店舗などに設置されている障害者等駐車区画を適正にご利用いただくために、障害のある人、高齢者、妊産婦などのうち、歩行が困難な方、移動の際に特別な配慮が必要な方に、共通の「利用証」を交付する制度です。必要とする方の駐車区画を確保するために、ご理解とご協力をお願いします』となっています。
誤解していけないのはこの制度は歩行に困難のある人はこの利用証の有る無しにかかわらず優先駐車スペースに駐車してよいと思います。 この利用証を提示することで、障がい、高齢者、妊婦…で実際に歩行が困難な人がいるんだということを明示し、「実際に利用すると助かる人いるんだ」ということを認知してもらうということが一番の目的だと思いました。
例えば車椅子、高齢者、妊婦は視覚的にわかりやすいですが、平衡障がいのような障がいは障がい者ということは一見してわかりません。そういう「見えない障がい」をかかえる人が優先駐車スペースの利用の妥当性を明示することは利用者証があるとありがたいとは思います…。そういった即時的な役割よりも、優先駐車スペースがあると助かる利用者が存在するという社会的な認知を高め、「歩行が困難な人に配慮して、健常な人が優先駐車スペースに駐車することを避けるゆずりあいの気持ち」をひろめる啓蒙的な役割がとても大切だと考えます。それが「ちゅら」パーキングという制度なのではないでしょうか?この利用証制度によって「不適切な利用者」を「取り締まる制度」にしてはいけないと思います。
役場の障害福祉課の窓口で「ちゅらパーキング利用証制度」に申し込みしたいとの旨を伝えると、障がい者手帳の提示と住所氏名を書類に書き込むと、すぐにプラスチック製の利用証をもらうことができました。利用証はダッシュボードに入れて、優先駐車スペースに停める時はルームミラーにかけて提示したいと思います。
(いしかわ)